スマメイト10期を終えて【スマブラSP】
皆さんこんにちは、ぺろんです。
今回は先日スマメイト10期が終了したということで、軽く振り返っていこうと思います!
前回の記事↓
今期の目標は「スマメイトレート1700」。もし目標達成できなかったらピットを引退する、という覚悟のもとやっていました。
今期スマメイトレート1750行けれなかったら、流石にピットやめて別の道を探ってみます。1年間伸びてないし、今期の罰ゲームもまだ決めてなかったから丁度いいや
— ぺろん (@peron_darkpit) 2020年4月12日
理由についてはこのツイートにある通り「数字上は1年間伸びてないから」、これに限ります。僕自身、キャラ変えは一度くらい経験してもいいと思ってたし、別の方からキャラ変えを勧められることも多々ありました。それもあって今期はそのような判断に至ったわけですが、やはり自分としてはピットをやめたくない気持ちが大きかったです。今期はそのような心境のもと、スマブラをしていました。
ということで早速9期の結果から。
最終レート 1676(276位)
最高レート 1779
勝敗数 248勝 221敗
ということで何とか目標達成はすることができました。 ピット引退を回避できて良かったです。
今期は今までにないくらいのプレッシャーでスマブラをしていたせいか、目標を達成したあとモチベがほとんど無くなってしまい、結果最終レートを少し低めに落ち着きました。最終日までちゃんとやってればもっと上に行けたとかもしれませんが、まずは素直に今回目標を達成できたことを喜びたいと思います。
今期はスマブラに関して本当に沢山のことを考えました。具体的なことから、取り組み方、またプレイ時間を確保するために自分の生活を1から見直したりと、思考量だけでいえば歴代のメイトシーズンと比べて一番かもしれません。
全て話しているとキリがないので、今回は今期自分が考えていたスマブラに対する取り組み方について、少し話したいと思います。
今期考えていた取り組み方について
自分は大学に入ると同時いわゆる「ガチ勢」としてスマブラを始めました(スマブラfor wiiUの最後の年)。自分は今大学三年生なので、ガチ勢としてスマブラを始めて約2年が経過しています。
1年目は凄く順調でした。最初はレート1200台に落ちるような実力から徐々に1300...1400...1500とレートを上げていき、ちょうど1年が経過した去年の四月頃に初めてレート1700を達成しました。達成した当時は、自分でも信じられないくらい嬉しかったのを今でも覚えています。しかし順調なのはそこまででした。
そこからの1年は何をしてもレート1700維持という壁を突破できず、レート1600維持も怪しいぐらいの、苦しい日々が続きました。ちなみにそれは今も続いています。
この状況を打破しようと、とにかくどうすれば勝てるようになるのか毎日考えて、ときには最上位プレイヤーと呼ばれるトッププレイヤー達に教えを請いに行ったりと、できる限り全てのことをやった!とは言い切れませんが、それなりにはやってきました。しかし先ほども言った通り、結果はまるでついてきませんでした。
前置きはこの辺りで。今期も「どうすれば勝てるようになるのか」考えていったわけですが、自分が1年間伸び悩んだ原因として、ある1つの仮説を立てました。それは、
「実際のプレイ中に何を考えるべきなのか?ということを1年前に明確に定めてしまったから、伸びなくなったのではないか。」
このような仮説を今期思いつきました。これを説明するにはまず自分がレート1700を達成したときまで遡らなければなりません。
自分がレート1700を初めて達成したとき、もちろんキャラ対策や立ち回りの改善など、沢山のことをやってレート1700を当時達成したわけですが、当時一番自分が変わった・成長した部分は「対戦中の意識」でした。これをやったことによってスマメイト1700を達成したといっても過言ではありません。
それまで自分は実際の対戦中はとくに何も考えず、何となくスマブラをしていました。当時はそちらのほうが何となくしっくり来たし、しっくり来ることをやっていく・見つけていくことが正解だと思っていたからです。ただその考え方をある上位勢の方からキツく訂正され、そこで「しっくり来ないことをやっていくことの大切さ」を学びました。
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そのような過程から、当時とくに何も考えずにスマブラをしていたところから、とにかく考えてスマブラをするようになっていき、それによってレート1700を達成しました。当時はかなり手応えを感じてましたし、恐らくプラシーボ効果では無かったと思います。このときに対戦中に考えるべきことを明確な1つの言葉で表しました。
(確か差し合いにおける自分が決めた読みあいのポイントでの、読みあいを意識するとかだったと思います)
ここまで聞いた限りでは別に何の問題もないように感じます。しかしここから自分が停滞期に入ったのは紛れもない事実であることから、この思考に罠があると自分は考えました。
スマブラにおいて実力をつけるには当たり前ですが、広い意味で、できないことをできるようにしていく必要があると思います。
できないことをできるようにしていくには、これも当たり前ですが、対戦中にできないことをひたすら意識して反復練習をし、そこから無意識(運動の自動化)がなされて初めて技術を習得します。当たり前ですがこのようなプロセスがあるわけです。
そうなんです。対戦中にできないこと・練習したいことをとにかく意識して、反復練習していく必要があるわけです。
自分はこの「スマブラで実力をつけるために必要な当たり前のこと」がこの1年間できていませんでした。
何故かというと先ほども言った通り、「対戦中に何を考えるべきかを、明確に定めてしまったから」です。レート1700を達成するまでは対戦中に考えるべきことを明確に決めてなかったおかげで、自分の前脳のリソース(意識のリソース)に余裕があり、自分が練習したいことをのびのびと練習することができました。
しかし自分がそれを決めてからはそうもいかなくなりました。自分が決めた「対戦中に考えるべきこと」にも意識のリソースを割かなければならなくなったからです。これによって必然的に練習したいことに対する意識がどうしても薄れてしまい、練習効率が落ちてしまいました。自分は周囲の成長スピードについて行けなくなった、もしくは同等にまで下がってしまったのだと思います。
ここからはさらにひどかったです。上で言った通り、成長スピードが落ちてるので当然レートは上がりません。当時調子もかなり悪く、何かしっくり来ない感覚が僕の中であったのもあり、自分はここで「対戦中の意識の仕方に問題があるのではないか」といった方向に当時舵を切ってしまいました。要するに「対戦中に考えるべきことを、しっくり来る、明確な1つの言葉で表しさえすれば、調子は戻るはず」「以前のしっくり来る感覚が戻ってくるはず」と考えました。
ここからは本当に泥沼でした。そして今に至ります。
長々と喋ってきて結局何が言いたかったのかというと、
上達の本質はあくまで「できないことをできるようにしていくこと」であって、自分はそれを「対戦中に考えることを1年前に明確にしたこと」によって見失ってしまい、よって1年間もの間、実力が停滞したのではないか、ということです。
この仮説が正しいかどうかは置いといて、今期の途中からはあくまで「できないようにできるようにしていくこと」を念頭に置いた上でスマブラをするようにしています。今期はそのようなスマブラに対する取り組み方の変化がありました。
上記のことは至極当たり前のことですので、できて当たり前ではあるのですが、くれぐれもぺろんのようにならないよう、気をつけて欲しいと思います。
いかがだったでしょうか?
最初にも言った通り、今期はとても色々なことを考えさせられたシーズンでした。
またピット引退をかけた今シーズンは今までで一番プレッシャーのかかったシーズンでしたが、それ故得られたものも多かったように思います。
しばらくはピット引退をかけてスマブラするつもりはありませんが、また今期のように高い壁にぶち当たって泥沼に差し掛かったときには今回のように、自分のお尻を叩くという意味でもまたやろうと思います。
それではまた!